はぁ、と無意識に溢れるため息。 ガックリと肩を落とし項垂れる。 「あやか、諦めるのはまだ早い。俺達はテストのため・・・・・否、将来を担う若者として、最善を尽くすんだ・・・・・!!」 「そうや。俺らに与えられた使命は、この平和を守ることや!!こんな定期テストなんかで諦めたらあかん。諦めたらあかんで!!」 ガシッと組まれる肩。 何故か熱くなっている男2名。 ・・・・・あたし、何しにここに来たんだっけ。 呆然とする目の前では、がっしりと握られた手があった。