ほんと、どっちが勉強教えるのかわからない絵ヅラだな。 そんなこんなで始まった勉強会。 「───だから、for exampleで、"例えば"」 「例えば?」 「うん、"例えば"」 「だから、例えば何だっつーの」 龍平が苛立った様子で絢斗に言った。 「は?だから"例えば"だよ、"例えば"」 「意味わからんわ!!さっきから何言うてんねん!!はよ例えばの続きを言え!!」 龍平のその言葉に一瞬、ポカーンとした絢斗。 そしてゆっくりと頭を抱えた。