───翌日、


「おはよー」


「はよー」


「昨日のテレビ見た!?」


「見た見たっ!!あれまじさぁ───」


たくさんの生徒がいる中、あたしは自分の教室である2年3組を目指していた。


すると、


「おっはよー!!」


ドシーン!!という効果音でも鳴りそうな衝撃が、突如背中に降りかかってきた。


「い゛っ!?」


そのまま前のめりに倒れそうになるあたしを、激突してきた本人が引っ張った。