「4人でやっているから楽しかった。夏輝が医者を目指すなら俺たちもと、俺らは4人で医者になった。辞めるつもりが事務所から大反対されて、アーティスト活動と医者を両立させるようになった。」

四季にはこんな過去があったなんて。


「ごめんな。こんな…どっちかひとつに決められないようなやつで」

夏輝は苦しそうな顔をしていた。


私は夏輝の手を握った。