「鮫!鮫!鮫!」


……セリフじゃありません。タイトルです。セリフだとしてもワケわかりませんが。一応「飛翔鮫」というゲームの続編という建前はあるのですが、それがなんでこんな風になるのでしょうか?他社から「ゾウ!ゾウ!ゾウ!」という模倣作まで出たそうです。


でも、まあ、ここまでは、センスはアレでもまだ言語の範疇にとどまっています。しかし、次の作品タイトルで、彼等はその範疇を、見事に飛び越えていきました。こんなのです。



「ドギューン」



擬音です。擬音が出ました。


とうとう思いを言葉で表せなくなったのでしょうか?


ゲーム自体は、細かいところまでしっかりと作られた傑作だったそうです。
ゲーム作りというのは、ハードな仕事だと聞きます。「東亜プラン」での仕事も例外ではないでしょう。
グラフィックがプログラマーが、音楽が企画がデザイナーが、様々なスタッフが、何日も徹夜し、知恵を絞り、技術を積み重ね、苦労して生みだした傑作シューティングゲームに、なぜ、
「ドギューン」
なんてアホなタイトルをつけられるのでしょうか?
謎です。
次はこんなのです。



「バツグン」



言語能力が回復したようです。「ドギューン」ほどのインパクトはないですが、相変わらずシューティングゲームにつけるタイトルではありません。で、次が。



「首領蜂」



「どんぱち」と読むのだそうです。なんか意味は「ドギューン」と変わりないような……。
完全に暴走族の発想です。夜露四苦とか。
このあと、シリーズとして、
「怒首領蜂」
「怒首領蜂大往生」
と続きます。このへんになると、皆さんも見たことがあるかもしれません。

なんだかんだで、馬鹿にした感じの文章になりましたが、ぼく、こういうセンス大好きです。
イチ小説家志望の男として、言葉が生み出すインパクトを大事にしたいと考えているので、そういう意味では、この「東亜プラン」のタイトルセンスを尊敬します。
シューティング苦手なんで、ゲームはやりませんがね。