無理矢理お姫様

取り敢えずあうじにひらひらー、と手を振る


するとおうじは一瞬こっちを見て、目をパチパチし、

目を腕で何回かこすり、



…こっちに向かってきた。


「…俺、幻覚見えてるっぽいんだけど」

「…本物の姫野です。」


「……楠木な」



うっ…


今の少し嬉しかった



「ひーめちゃん!」

「あ!水野さんお久しぶりです!」


すると、水野さんはおうじの方を見つめ、

「貰ってい?」



私はおうじを見つめる。