溺愛協奏曲

「蓮・・・ここって」



「ここは白鴎高校の奴らの溜まり場、基本的に俺たち三人が気にいった

奴しかここには出入りできねえ」



ソファに座ると足と足の間にあたしを座らせ後ろからぎゅっと抱きしめてきた



耳元で蓮が話すから吐息がかかってちょっとくすぐったい



「蓮・・・恥ずかし・・「れーーーーん下の人たちが女の子が来たって


騒いで・・・」」




「ちょっとまってよ~茜ちゃん」



あれ・・・あの声は茜ちゃん?



扉を開けると目を見開いてあたしと蓮を見る茜ちゃん




・・・・と園田君と拓巳くんの姿があった




「上にはまだ行くなっていったんですが・・・」



「蓮、わるいな、茜ちゃん何言っても聞かなくてさ」




「だって~ここ女人禁制なのに女の子が来たっていうから気になっちゃったんだもん」



そう言って俯く茜ちゃんは今日もお人形みたいで可愛い




って・・・・女人禁制?



女の人は駄目ってこと?



「蓮・・・」



後ろを振り向いて呟くとそれだけで分かったのか蓮は優しく髪を撫でた


「莉子はトップの女だから大丈夫だ」



「じゃあ莉子ちゃんより茜ちゃんのほうが問題じゃね?」




拓巳くんの一言に茜ちゃんは拓巳くんの方をみてじろりと睨んだ