それから蓮は哲さんと一言二言話した後、あたしの手を引き組員さんと
一緒に駐車場に向かった、久しぶりに乗る東條組の車は何故かとても懐かしく感じて・・・
車に乗り込むとすぐに運転手さんは蓮の方を向いてわかっていたかのように告げる
「若、病院でいいんですよね?」
「ああ・・・・姉貴んとこだ」
姉貴・・・・?ああそうか、香織さんのところか・・・
なんかすごい久しぶりかも・・・
香織さんに思いをはせていると横にいる蓮が右手を握ってきた
ハンカチが血で滲んだ手をそっと握ってくる
あたしはそれだけで嬉しくなり蓮の瞳をじっと見つめた
「蓮・・・・・さっき哲さんとなに話して「莉子・・・・眠いから膝貸せ・・・」」
「え・・・・・うん」
何を言うかと思えば膝枕?
哲さんとなにを話したのか聞きたかったのに・・・・
蓮はよほど眠かったのか、気疲れしたのかあっという間に眠りについた
車中に蓮の寝息が響き渡る
すやすやと眠る蓮の金色の髪をそっと撫でながら紗枝子さんと貴志さんの行く末を案じていた
一緒に駐車場に向かった、久しぶりに乗る東條組の車は何故かとても懐かしく感じて・・・
車に乗り込むとすぐに運転手さんは蓮の方を向いてわかっていたかのように告げる
「若、病院でいいんですよね?」
「ああ・・・・姉貴んとこだ」
姉貴・・・・?ああそうか、香織さんのところか・・・
なんかすごい久しぶりかも・・・
香織さんに思いをはせていると横にいる蓮が右手を握ってきた
ハンカチが血で滲んだ手をそっと握ってくる
あたしはそれだけで嬉しくなり蓮の瞳をじっと見つめた
「蓮・・・・・さっき哲さんとなに話して「莉子・・・・眠いから膝貸せ・・・」」
「え・・・・・うん」
何を言うかと思えば膝枕?
哲さんとなにを話したのか聞きたかったのに・・・・
蓮はよほど眠かったのか、気疲れしたのかあっという間に眠りについた
車中に蓮の寝息が響き渡る
すやすやと眠る蓮の金色の髪をそっと撫でながら紗枝子さんと貴志さんの行く末を案じていた



