カーテンから洩れる夏の日差しの眩しさに薄ら目を開ける



飛び込んできたのは目の前にある蓮の端正な顔




えっ・・・・な・・・なに?



慌てて確認するあたし・・・




ほっ・・・ちゃんとパジャマ着てる




そういえば昨日、疲れて蓮のベットで寝ちゃったかも・・・




改めて、すやすや眠る蓮の顔を見つめる




睫毛長いし、お肌つるつるだし・・・男の子でこんなに綺麗な肌って反則だよね




そっと頬に触れてみてもすやすやと寝息をたてて眠る蓮に笑みがこぼれる





ふっ・・・なんか可愛い




寝顔だけ見てればごく普通の高校生の男の子・・・なんだけどな




これだけあたしがもぞもぞ動いてもピクリともしないで寝てるし




「んっ・・・・・」




寝返りをうったかと思うとあたしを抱きしめる腕が力強さを増した




って・・・・起きれないし、もう学校なのに~



「蓮!起きてっ・・・学校・・」





「眠い・・・」




一瞬、薄ら目を開けたかと思うと再び眠りにつく




・・・って駄目でしょ