溺愛協奏曲

蓮side



看護師やら担当の先生に莉子はナースステーションでみんなに挨拶をしていた



薄いピンクのワンピース姿の莉子が笑顔で微笑んで看護師さんたちと談笑している



担当の若い先生に目を向け挨拶すると30代位の医師は顔を赤く染め莉子の挨拶を受けている




小柄な莉子が背の高い担当医師の前に来て話をしていると必然的に上目使いになる訳で・・・



そんな莉子をたとえ医者だとしても見せたくなくて・・・・




心の中に湧き上がる嫉妬心を押さえられずに莉子の細い腕をぎゅっと掴んだ




「もう、いいだろ行くぞ」




「え・・・・蓮ってば、なに?あ・・・あのお世話になりました!」




莉子を引きずるように早足でナースステーションを後にした




医者にまで嫉妬するなんてどうかしてる



できることなら俺しか見えないところにこいつを閉じ込めておきたい



なんて思う俺は完全に莉子にハマってる




病院では人の出入りも多く莉子を満足に抱きしめることもできねえ



莉子が足んなくて窒息しそうだ



手続きを済ませ足早に病院を後にすると急いで車に乗り込む



早く莉子を抱きしめたくて膝の上に乗せた



「蓮!恥ずかしいよ、降ろして・・・見られてるし」



恥ずかしがって俺の膝の上にいるのを嫌がる莉子をじっと見つめる




真っ赤になって嫌がる莉子もやばいくらい可愛くて・・・




俺からすれば誘っているようにしかみえねえし



「莉子さん、俺のこと空気だとおもっていいですよ」




スキンヘッドの組員が呟くと莉子を抱きしめる



甘い香りが漂い鼻腔をくすぐった