「莉子が蓮のこととったりするからよ・・・・」



茜ちゃん・・・・・?




「莉子があたしの蓮をとったりするから・・・蓮はあたしのものなのに・・・


あたしだけのものなのに」




茜ちゃんは唇を噛むと拳を握りしめる



ああ・・・・あたしって馬鹿だ




茜ちゃんが蓮のこと好きだったなんて全然わからなかった




でも・・・・でもこんなことをしても蓮の気持ちは?



蓮の気持ちが茜ちゃんに向くとは到底思えない




すると突然あたしを取り囲んでいた男達が立ち上がり頭を下げる




「「「「おつかれさまっす」」」




入り口に目をやると赤い髪の背の高い男、




睫毛ばさばさの金髪の女の肩を抱き部屋へと入ってくる




切れ長の目が印象的なイケメン




目力がすごくてオーラに圧倒される




もしかしてこの男がこいつらの頭・・・・?




「ほ~そういう訳やったんか~大関組の姫が俺のとこ、頼ってきたわけは・・・」




男はあたしと茜ちゃんを舐めまわすように交互に見た後



ソファに座ると金髪女を隣に座らせ頬杖をついた