ボタンが弾け飛び下着が露わになる




男達は狂喜の声を上げて叫ぶとまるでそれが合図であるかのように集まってくる




スキンヘッドの男があたしのブラウスを脱がせようと手を掛けたとき




入り口から聞き慣れた女の子の声に手が止まった




「ちょっと待って!」




「あ?なんだよ・・・」




「あんた達の頭が来るまで待つ約束よ、その子をどうするかは

頭が決める・・・・だからもう少し待って」




花柄のワンピース姿の茜ちゃんが腕組みをして呟く



その姿はまるで女王様のよう




冷ややかな目で見つめる茜ちゃん



どうしてこんなことするの?




あたしがそんなに憎かった?



心の中の叫びは聞こえるはずもなくただ黙って俯いた




「ふっ・・・・なんでこんなことするのかって顔してるから


教えてあげる・・」



あたしの前に立つと今までにないくらい真剣な顔の茜ちゃんが居た