「航兄ぃ、蛍兄ぃ、遅刻しちゃうよ~」 玄関で制服を着た私、雪代 奈月はお兄ちゃん達を待っている。 「やっべー! オイ、蛍、起きろって!」 「あ? 航? 今何時.......? ......ええーーーーーーッ!!」 2階からお兄ちゃん達の悲鳴がきこえた。 もう~、朝から騒がしいな~。 ダダダダッと2人が階段から、かけおりてくる。