「奈月ちゃん、俺の手紙、読んでくれた?」






誰もが聞き惚れるハスキーな声だ。






「う...うん....」







「緊張してるんだね。
それでさ......、本題に入るんだけど....」







「えっと.....あの......」







「なに?」






「なんで私なの........?」