夏の終わりから

(みちるのなかでは大きな存在のひとなんだねーーーー。)

ゆりあの言葉フラッシュバックする。


そういえば私、最近竹原にも怒らなくなったな…。

昔は結構喧嘩してたのに。　
夏花も、ゆりあにも怒ったことも、むかついたこともない。

私は彼女たちにも、無関心だったんだーーーー。

涙がじわりとにじんでくる


自分のことを大切してくれてる友だちを、こんなふうに思ってた自分がきゅうに恥ずかしくなって、嫌いになった。


私は滲んだ涙を袖でふいて、竹原を探しに行った