「でも、どうして七海一緒に帰れなかったんだろう?」

家に帰る途中、アイスクリームを食べながら、ふと思った。 

「しかも好きな人は誰?って聞いてきたし……」

うーんとうねりながらもアイスクリームを食べていく麻衣だった。 
「あ、ヤッバ!お兄ちゃんに勉強教えてもらうんだった!急がなきゃっ」

七海の事を頭のなかからなくし、勉強を教えてもらうが麻衣の頭の中でいっぱいだった。