綾瀬取り扱い説明書


『ねーねー君が編入してきた子?』

「…そう…ですけど」

透き通った小さな声が聞こえる

少し怯えたような振舞いが気になる

『ねーその前髪邪魔じゃない?』

「…え?」

宰がその子の前髪に触れようとしたとき―

「触んなよ」