綾瀬取り扱い説明書

『まぁ、彼女なら大丈夫だから、もう教室に戻りなさい。』


帰れ、と促され、渋々足を進める



「あっ、先生、1つ聞いて良いっすか?」

『?何よ』


俺はずっと引っ掛かっていたことを
問い出す



「そいつ、なんて名前っすか?」


先生は一瞬眼をぱちぱちさせて
ニヤリとした
『何?真樹君は木崎さんが気になるのかしら?』