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緊張で指が震える。
西島くんが家にいるかなんてわからないのに、あたしは西島くん家にいる。
でも、ピンポン押せない........
............よしっ！
『....何してんの？』
『............っ。』
聞き間違えない。絶対に。
だって、今一番聞きたかった声だもん。
『........西島くん....』
振り向くと西島くんはあたしに向かって歩きだし、
あっという間にあたしの隣。
『........話があって........』
『そ？なら入れば？』
ガチャっと玄関を開けた西島くん。
入れば....って........
『........芽流ちゃんは嫌な気持ちになるよ....』
絶対。あたしなら嫌だから。
自分の彼氏の家に他の女の人が入ったら。
