涙を拭き、少しずつ西島くんたちに近づく。 『............西島くん?』 おそるおそる声をかけた。 あたしの声に反応して西島くんの肩が動いた 『....高城........。』 気まずそうな顔をした。 そんな顔をしないで。 隠そうとしないでよ。 西島くんの声に、抱きついていた元カノさんも顔を上げ、あたしを見つめた。 目があった瞬間、嫌だった すごく可愛くて、女の子って感じの子。 ふわふわのセミロングの髪の毛。 くりくりの目。 『えっと、元カノさん....だよね?』