ーーーーガチャ

『お邪魔しました』

『待って。』

西島くんの家から出たとき、腕を掴まれた。

と、同時に唇に温かい感覚。

『………バイト、がんばれ』


触れるだけの優しいキス。

優しく微笑む西島くん。


『ありがとっ!!大好きっ!』

満面の笑みで西島くんに言い、逃げるように走っていく雫。


楓の顔が、真っ赤になってた事も知らないで。