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【雫side】

『あっ、バイト!』

西島くんの胸が名残惜しく感じながらも離れた。


『今日バイトあんの?』

『うん。も、行かなきゃかも……』

『送ってく??』
心配そうに聞いてくれているけど………

『ううん!!だいじょぶ!』

今はひとりになりたい。


『……そ?』

『うん!じゃあ行くね?』

『や、玄関までは行く。』

『あっ、ありがとっ』

『ん。』