******************* 【雫side】 『あっ、バイト!』 西島くんの胸が名残惜しく感じながらも離れた。 『今日バイトあんの?』 『うん。も、行かなきゃかも……』 『送ってく??』 心配そうに聞いてくれているけど……… 『ううん!!だいじょぶ!』 今はひとりになりたい。 『……そ?』 『うん!じゃあ行くね?』 『や、玄関までは行く。』 『あっ、ありがとっ』 『ん。』