正面ゲートの修復は護国軍からのダメージで間に合わず、家具や車両等の寄せ集めでバリケードが築かれた。
伊達
「これでは防ぎ切れんな」
立花
「斎藤大佐に考えがあるとかで、こちらはこの町の中に仕掛けを作っておきましょう」
伊達
「すまない、我々を助けに来たばっかりに」
立花
「いえ、もともと東京のゴブリンと一緒に戦う為に来た訳ですし」
伊達
「ここを切り抜けられたら喜んで力を貸そう」
斎藤
「おいっ!
俺は外に出るからな、ここの守りは任せるぞ」
立花
「はっ!しかし大丈夫ですか?」
斎藤
「ここからじゃ見えんか、まあ見てろ」
そういうと斎藤は一団を率い列車へと向かい出ていった。
立花
「至急街中にバリケードを築く、伊達殿要塞防壁上部の砲台を移動させますが宜しいですか?」
伊達
「先ほどの勝利はあなたのお陰だ、皆に手伝わせます」
民間人も総出で作業が行われ、何とか形が出来上がった。
宇佐美は地下シェルターに運ばれドクターの懸命の治療が行われていた。
弾は綺麗に貫通していたが予断は許されない状況らしい。
立花達は何とか落ち着きを取り戻し城壁に立ちゴブリンの様子を伺った。
朱達磨の一団は同じく城壁に上がっていった。
立花
「付いて行かないんですか?」
朱達磨
「巻き込まれますから」
立花
「じゃあ、あの部隊は?」
朱達磨
「東名の奴等ですよ、首に爆弾を着けたって嘘をついて無理矢理戦って貰うんです」
伊達には聞こえないように言った。
佐竹
「やる事がえぐいな」
立花
「護国軍を捕らえたら同じ事をやってやる」
佐竹
「宇佐美がやられて怒りまくってますね」
立花
「…ああ」
徐々にゴブリン達が斎藤達が乗ってきた列車に近づいていた。
朱達磨
「そろそろ、もっとえぐいのが見れますよ」
そう言った瞬間、防壁にまで聞こえる駆動音が鳴り始めた。
輸送車両後方からブルドーザーが煙を吹き現れ、御嶽に迫るゴブリンを一瞬で肉片に変えて行った。
それが通った後にはミンチになったゴブリンの道が出来、血がそこら中に舞った。
ブルドーザー前方には電動カミソリのような筒状の刃が回転しながら上下し血煙を巻き上げていた。
操縦席の外壁にはワイパー代わりにに扇風機のような刃が回転しており、登って来るゴブリン達の体を弾き飛ばし、タイヤについたスパイクが胴体を両断していった。
伊達
「おお!凄い。
アイデア兵器ですな、しかし勇敢だ。
あの大軍に突っ込むとは」
佐竹
「勇敢というか、戦闘ジャンキーというか、気持ち悪くなってきた」
朱達磨兵
「斎藤大佐の指示で作ってたんですよ。
エンドロールって言われてます」
立花
「ゴブリンの群れにはかなり有効だな」
一方東名兵は簡単な防具を着け、鉄パイプを改造した槍を持ち、円陣を組んで必死に戦った。
伊達
「彼らは死んでしまいますよ?」
立花
「大罪人ですから」
伊達
「なっなるほど」
立花の冷たい目に伊達は納得せざる負えなかった。
両者の懸命な奮戦でかなりの数が減ってはいたがそれでもゴブリンの群れは御嶽のゲートに辿り着こうとしていた。
立花
「迎え討つぞ!朱達磨も来てくれ」
立花は正面ゲートの後方に立ち、伊達は本多達強化兵と朱達磨で突撃兵を率いた。
残りの戦闘員は正面ゲートから立花が立つ横路のバリケードに陣取った。
次第にゲートに張られたバリケードを乗り越え、狂暴な牙を剥き出したゴブリン達が顔を出した。
御嶽に緊張が走り、決して屈服する事の無い歴戦の戦士達が息を飲み戦いの時を待ち構えた。
伊達
「これでは防ぎ切れんな」
立花
「斎藤大佐に考えがあるとかで、こちらはこの町の中に仕掛けを作っておきましょう」
伊達
「すまない、我々を助けに来たばっかりに」
立花
「いえ、もともと東京のゴブリンと一緒に戦う為に来た訳ですし」
伊達
「ここを切り抜けられたら喜んで力を貸そう」
斎藤
「おいっ!
俺は外に出るからな、ここの守りは任せるぞ」
立花
「はっ!しかし大丈夫ですか?」
斎藤
「ここからじゃ見えんか、まあ見てろ」
そういうと斎藤は一団を率い列車へと向かい出ていった。
立花
「至急街中にバリケードを築く、伊達殿要塞防壁上部の砲台を移動させますが宜しいですか?」
伊達
「先ほどの勝利はあなたのお陰だ、皆に手伝わせます」
民間人も総出で作業が行われ、何とか形が出来上がった。
宇佐美は地下シェルターに運ばれドクターの懸命の治療が行われていた。
弾は綺麗に貫通していたが予断は許されない状況らしい。
立花達は何とか落ち着きを取り戻し城壁に立ちゴブリンの様子を伺った。
朱達磨の一団は同じく城壁に上がっていった。
立花
「付いて行かないんですか?」
朱達磨
「巻き込まれますから」
立花
「じゃあ、あの部隊は?」
朱達磨
「東名の奴等ですよ、首に爆弾を着けたって嘘をついて無理矢理戦って貰うんです」
伊達には聞こえないように言った。
佐竹
「やる事がえぐいな」
立花
「護国軍を捕らえたら同じ事をやってやる」
佐竹
「宇佐美がやられて怒りまくってますね」
立花
「…ああ」
徐々にゴブリン達が斎藤達が乗ってきた列車に近づいていた。
朱達磨
「そろそろ、もっとえぐいのが見れますよ」
そう言った瞬間、防壁にまで聞こえる駆動音が鳴り始めた。
輸送車両後方からブルドーザーが煙を吹き現れ、御嶽に迫るゴブリンを一瞬で肉片に変えて行った。
それが通った後にはミンチになったゴブリンの道が出来、血がそこら中に舞った。
ブルドーザー前方には電動カミソリのような筒状の刃が回転しながら上下し血煙を巻き上げていた。
操縦席の外壁にはワイパー代わりにに扇風機のような刃が回転しており、登って来るゴブリン達の体を弾き飛ばし、タイヤについたスパイクが胴体を両断していった。
伊達
「おお!凄い。
アイデア兵器ですな、しかし勇敢だ。
あの大軍に突っ込むとは」
佐竹
「勇敢というか、戦闘ジャンキーというか、気持ち悪くなってきた」
朱達磨兵
「斎藤大佐の指示で作ってたんですよ。
エンドロールって言われてます」
立花
「ゴブリンの群れにはかなり有効だな」
一方東名兵は簡単な防具を着け、鉄パイプを改造した槍を持ち、円陣を組んで必死に戦った。
伊達
「彼らは死んでしまいますよ?」
立花
「大罪人ですから」
伊達
「なっなるほど」
立花の冷たい目に伊達は納得せざる負えなかった。
両者の懸命な奮戦でかなりの数が減ってはいたがそれでもゴブリンの群れは御嶽のゲートに辿り着こうとしていた。
立花
「迎え討つぞ!朱達磨も来てくれ」
立花は正面ゲートの後方に立ち、伊達は本多達強化兵と朱達磨で突撃兵を率いた。
残りの戦闘員は正面ゲートから立花が立つ横路のバリケードに陣取った。
次第にゲートに張られたバリケードを乗り越え、狂暴な牙を剥き出したゴブリン達が顔を出した。
御嶽に緊張が走り、決して屈服する事の無い歴戦の戦士達が息を飲み戦いの時を待ち構えた。


