「…ん…ん?」



目を覚ましたら教室にいた



窓の外を見るともう夕暮れになっていた



周りを見回したら首に痛みが走った



「痛っ…てかわざわざ学校に戻してくれなくても…」



あまりにも現実味がありすぎて夢だと思うことは出来なかった



さっき半分脱がされた制服も直ってるし、血も付いていない



「…帰るか」



それ以外考えが付かなかったので帰ることにした



「あぁー…結構な出費だったのに…」



リュックの中に入っていたヘッドフォンはコードが中身を剥き出しにして切れていた



「また買うしかないか…よいしょっと」



立ち上がり教室から出て近くの女子トイレに入った



「あぁー結構目立つ…」