「きゃーーー、」

え?なに?きゃあ?芸能人?まさかぁー

こんなファミレスにいるわけないっしょー
あっ店長ごめんなさいね、こんなっていって

「きゃーーー」

まだいうかー、はあっ

「モッ申し訳ありません」

ん?店長?
わあ店長こんなわたしのために助けてくださるのねー
ありがとうございます

「申し訳ございません、桂木様」

「ん?あいいよ」

そういって爽やかな顔でいうなんだっけ桂木さん?てかなんで店長名前しってるの?知り合いかな?

ていうか桂木さん?整った顔してるなー

こりゃ芸能人にも勝てるね、うん

「ののはらさんも謝りなさい、」

「あっはいすみません」

深々と謝る

「いやもう大丈夫ですから、それよりののはらさんだっけ?そっちの人」

え?わたし?怒られるのかな…

「あっはいののはらです、こちらが」

ぼーっとしているわたしの代わりに不思議そうに答える店長

「じゃあののはらさんちょっといいかな?」

「え?あっはい」

そういって連れていかれたのは、店の裏

「あっあの?なにか…?」

さっきから一言もしゃべらないので思い切って聞いて見た

「なにか?」

ん?どす黒い声が…

どんっ

「何かじゃないんだよ」

ん?んんん?わたしいま壁に押し付けられてるのか!ええ?

「え、あ、ごめんなさい、ううっ」

「なんでなくんだよ」

「だってー」

チッと聞こえたときには、もうわたしは、解放されていた

「おまえ、俺のこと知っててその態度?」

え?しらないよ、知ってるのは名字とこの性格

「いやしりませんあなたのこと、かしわらさん?でしたっけ?」

たしか店長がさっきいってたような