私の彼はトップスター

「なに?おまえ怖いの?」

へぼーとわらうあいつ
むかついた

「違うわ!いいよ!いってやるよー」

ダッシュでいけばいいんだ!

あいつの腕を引っ張って無理やり行く

きゃあやーー

あいつをおいてダッシュでいく!
わあぁーーーーー、おおーーーー、ふぅ

「ありがとうございました」

ふぅーおわった!
気持ち悪っ、あっあそこのベンチに座ろう

あっやべ
あいつおいて来たな、まあいっか!

「ねねー君、一人?」


あっでもあいつにばれたな苦手なの…絶対からかわれるし

「ねねー君だよ君」

その声と共に肩をトントンとたたかれる

だれ?

「だれですか?てかちょっと今忙しんで」

こっちは、あいつのからかいからどうにげるか考えてるだっつーの

「は?ちょーうしのんなよこいつ、ちっ
無理やり連れていくぞ」

「ああ」

はいはい、ばいばい

「おいちょっとこいよ」

「はあだからなんですか!?うるさいなーーっきゃっ!」

え??なになに拉致られてるの!?
怖い、
ふっとよみがえるあの記憶
やめて、またやられるの、いや!

「やめて!!!いやーーー」

「さあさあ、かわいこちゃん、これからなにするかなー?」

にやにやしながらわたしの太ももをさわる男

「いやだ!やめて!っ」

頬を伝う涙といっしょに叫ぶ

「だれか助けて…しゅん!!」

「おい、おまえらなにやってんの?」

だれ?しゅん?助けてくれたの?
ううっ

「しゅんっ!」

わたしは、男が隙を見せたとき、すぐにしゅんの胸に飛び込んだ
そしてゆっくり抱きしめてくれる、それがとても心地よい

「ねー?おまえらなにやってんのってきいてんの?」

「だまれおまえだれだよ」

「おれ?こいつの彼氏だよわかんねーのか?」

かれし!?え?びっくりして上を向く
そこには、まるで本当のような顔をするしゅんの顔
なんだろう今彼氏って言われてドキッとした

「ちっ、くそ!いくぞ」