『........それまでは、ちゃんと家に入れてくれた。』
『........』
『男の人がいても、入れてくれたのに........それからあたしは本当にお母さんにとって邪魔な存在になった』
きっと、人の男を取るガキって、思ってる。
『............それから、夜の商店街に毎日?』
『....うん。たまに様子見に帰るくらい。』
『....様子?』
そう。たまにポスト覗いたらお金が入ってるときもあった。
『........本当にたまに、お金もらえたから』
............ギリギリ、生きてこれた。
『.......瑠衣....』
奏はあたしの名前を呼び、頬に手を伸ばした
『涙。』
え?
奏があたしの涙を拭ってくれていた
『あたし、泣いてる?』
気が付かなかった。
『結構前からだけどね?』

