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チュン、チュンチュン...♪*゚
ジャーーーーー
『............んっ........』
どこからか聞こえるシャワーの音で、目が覚めた。
『............奏....?』
ムクッと起きると、奏がいないことに気づく。
ジャーーーっキュッ
シャワーが止まる音が聞こえて、やっと奏がお風呂なんだってことがわかった
『....何時........?』
ふと時計を見た。
『4時半........?早っ。』
もう8時近いのかと思ってた。
てか、学校か。
あたしは行かないけど、奏は学校だよね。
西高とか、大変だろうな....
ガチャーーー
『....あ。起こした?』
ドアを開けたのは奏で。
奏はTシャツに緩めのスウェットを着ていた。
髪の毛には雫がついていて、首にはタオルがかかっている。
『........学校?』
『んー。まあ♪』
ふーん。
『....朝風呂、良くないんだよ。』
『心配してくれてどーも♪』
こーゆー、なんともない会話が嬉しい。
奏は今、髪の毛の雫をタオルで取っている。
言うなら、今。

