『ほら、もう出てって。あの人来ちゃうから。てか、明日まで帰ってこないでね。』 冷たい言葉と共にあたしは家から追い出された。 閉められるドア。 冷たい言葉。 こんなの毎日の光景。 あたしを追い出したヒトはあたしのお母さん。 『........さむ…』 今は1月。制服1つで追い出されたから、さすがに寒い。 “永島 瑠衣” これがあたしの名前。