正門をくぐり昇降口の前まで歩いて行くと、すでにたくさんの入学生でいっぱいだった。

そこに貼られているクラス表を前に進み花瑠と名前を探した。


「えっとー… あ、結は4組だよ! あれ、あたしも4組じゃん!! 結またまた一緒だね!!」


私も花瑠も1年4組だった。
仲が良くてここに来たのは花瑠しかいなかった私には、これほど心強いことはなかった。