「ねぇ、結ー かっこいい人いたー?」
花瑠はそう言いながら
辺りをキョロキョロしていた。
倉本 花瑠
私の1番の親友
絶望の中にいた私を救ってくれた
大事な親友
「また言ってるよ、花瑠ったら」
そう言って花瑠を見て私は微笑んだ。
「いいじゃん、そろそろ彼氏作んないとやばいんだから!!」
「花瑠なら絶対出来るって!
てか、花瑠に出来ない方が謎だよ!」
「そーゆー結だっていないでしょ!!」
毎日こんな他愛もない会話をしていられることが私はとても幸せだった。
だから君がいなくても
少しは絶えることができるんだよ。
