** 小春の物語 **【完】










___ちゅんちゅんっ


あれから、しばらく立った頃には…
もう太陽が昇り始めていた。



俺は、片時も離れずに、
こいつのそばに居てやった。
もちろん、あれから寝言は言っていない



『…っ……ぐあぁぁあぁっ。

今日も一日頑張るぞっ!』



そう言ったあいつは、ベッドの脇で座っている俺を見て、ガバッと飛び起きた。



「……おはよう。

馬鹿小春。」


『うげっ!?か…神崎さ…んっ!?

ど、どうして………はっ!昨日!』



黙々と何かを、考え込んでいる天野に笑いがこみ上げた。



「ククククッ…

お前、何を考え込んでいるんだ?
もしかして、そんなにやましい事か?」


『そ…そんなっ!

私は、貴方と違って
考える脳も違いますっ!』


「あ、そんな事、言うんだ?」


『い…今のは、ぅ、嘘です……。』