そう思いながらも、渋々…
神崎さんの部屋の前に来ていて……
__コンコンッ
と、恐る恐るノックして見た。
……あれ?
返答がない。
まさか……、
中で倒れていたりしないよねっ!?
そんな嫌な予感がよぎった私は、
バンッと、ドアを開けて見た。
「か…神崎さ…ん?
___寝てるっ?」
そばまで行って確認してみると、
完璧に寝てしまっていた。
「はぁ…こんな所で寝たら、風邪引いちゃうのに……。」
そう言った私は、奥の方のベットにある薄目の毛布を手に取り、ゆっくりと背中に掛けてあげた。
どうやら…物凄い量の仕事を一人でこなしていたみたい。
机の上には、溢れんとばかりの資料が
たくさん置いてあったのだ。