『きゃーっ!小春っー!
全部やってくれたの!?
めっちゃ嬉しいっ!ありがとうっ!』
「いえいえ…私は、当たり前の事をしただけですよ!」
『いや、ほんっとに、ありがとねっ!』
はぁ……、神崎さんの部屋に行くのが
怖くて、時間をかせいでしまいました。
パッと用事を済まして、パッと帰ればいいだけじゃない!って思うんだけど…
でもね…それが怖くて……(泣)
そんな事を考えている内に、
先輩メイド様達は話を進めていた……。
『もう、こんな時間に
なっちゃったしね……。
今日は、部屋に戻りなっ!』
「へっ!?ぁ……はい…
ありがとうございますっ。」
『あ、あと、専属メイドも頑張ってね!
専属になったら、ここのメイドの子、ほとんど敵に回す事になると思うけど…
私は、応援、しているからねー!』
___ギクッ…
私は、“専属メイド”という肩書きが…
とてつもなく怖いっ(涙)
はぁ…どうして私を選んだのかな……。
私なんて、
何の役にも立たないのに……。