食堂に向かいながらも、チラチラと
神崎さんを横目で見る。
(へ…変態じゃぁないからね!)
ポケットに手を突っ込みながら、
どこか嬉しそうに堂々と歩いている。
「あの…今日は……、
いろいろと、ごめんなさい…。」
『ぁ…ああ。
もう今日の所は、目を瞑っておく。』
「本当ですか!?
ありがとうございます!!!」
私は、許して貰えた事が嬉しくて…
笑顔でお礼を言った。
すると…
神崎さんも、フッ…と微笑んでくれた。
バクバクバクバクッ……
神崎さんの事が好きだと
自覚した私の心臓は
さらにヒートアップしてしまった…。
なんで、そんな笑顔見せるのよー!
もう…恰好よすぎるよ……っ。
心臓が壊れたらどうしようっ////
てか、私のキャラ変わってる!?
黙々とそんな事を考えている間に、
もう、食堂の目の前へと来ていた。