** 小春の物語 **【完】








___ポタッ…。




溢れ出てくる涙。


認めたくない現実。



「拓海さん、お父さん、香苗さん達…


みんな、みんな大好きです…。


大好きなのに…離れ離れなんて…、


悲しい……、悲しいよ…。」



そう言ってあの形見のピン留めをギュッと握りながら…、

密かに涙を流していると…、



___ピンポーン……。



ピンポーン、ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン「はい!出ます!

出ますから、待ってください!」



誰かな?こんな時間に!!!

近所迷惑すぎるよっ!!!



そう思いながら…
ガチャっと扉を開けてみると……、