** 小春の物語 **【完】








小春 said


「はぁ〜…、つ、冷たい!」


そう言いながらも、新しく見つけた激安物件で暮らしながら…


バイトをしている私、こと小春です。



拓海さんの豪邸を出る前に、麗華様に頂いた生活費用でなんとか今は、暮らしていけているけど……。



節水、節電、節ガスってことで…、


お湯も使わずにお皿を洗っています。



手には、沢山のパックリが出来ていて…

いたいっ!凄くいたいっ!



でも…我慢我慢!


今まで、拓海さんの豪邸で贅沢して来たんだから……、


これくらい…我慢、しなきゃ…!



そう思いながらも…、

カレンダーに目を向けた。



「…今日は……、


私が待ちに待っていた
パーティーの日だ……。


拓海さん、麗華様と結婚…するのかな…


悲しいし悔しいけど…、幸せになりますようにって願わなきゃ…。」