** 小春の物語 **【完】









私は履きなれない、白い編み上げヒールの靴を履いていて…
何回か転けそうになったけど…、


歩いていく内に、徐々に慣れていった。


そして、私が撮影現場に着くと……、


もう拓海さんが準備をしていて……。


私は、案の定……、
拓海さんに見惚れてしまった。


だって…だって…、


リアルな王子様が目の前にいたら……


誰でも…見惚れちゃうよね!!?


拓海さんが着ていた服は…、


上が白で、両肩と、肩に掛かってる金色のタスキみたいなのが付いていて…


下のズボンは、黒一色でシュッと足の長さを強調させている。


そして、髪型は…、
アシンメトリーみたいな感じで拓海さんに凄く似合っていた。


か…かっこいい…////


そう思いながら、ボケっとしていると
拓海さんが私の傍までやって来て固まった



『…お、おぃ…。

向こうで、人が待ってるから行くぞ。』



そっぽを向きながら…、
そう言った拓海さん…。



何故か、真っ赤な顔をしていて…
とても可愛いかった。