** 小春の物語 **【完】










『ハッハッハッハッ!

まじ、小春最高っ!』


「人の顔を見て笑うなんて…、

拓海さん…私に、失礼ですよ!」


そう言って、歩こうとするけど……

あ、足が前に出ないよ!!!


『ぶッ…。次は、歩けないのか?』


「……ゔっ。」


また、半笑いの拓海さん。

あのジェットコースターに乗ったのに
涼しい顔をしている拓海さん…。


人間的に、不平等すぎるっ!!!


そう思いながらも…、必死に足を前に出そうとすると…。


『………ん。ほら、手。』


「え…。あ、ありがとうございます////」


拓海さんが、さり気なく私の手を握って
前を歩いてくれた。



___ドキドキッ……。




そんな事されたら…

拓海さんの事を諦めたくても、

諦められなくなるじゃないの!



だけど……、

今日の拓海さんにだけ……、

甘えてもいいですか……?