** 小春の物語 **【完】










「うっ…うわぁ…。


綺麗っ……!!!」


着いたそこは、人が全くいない…

イルミネーションが広がる遊園地だった。


『今日はお前のためにここを貸し切った。

まだ、5時半だ。中に入るぞっ。』


拓海さんが、そう言って…、
私の手を引いて行った。


『お嬢様、拓海様…。

いってらっしゃいませ。』


へっ!?ち、ちょっと…!?

さ…佐田さんっ!!!

今は、頭下げてないで…この状況を
説明してくださいぃぃぃ(泣)


貸し切ったって…、拓海さん…どれだけお金持ちなんですか!!?


ってか…麗華様に見つかったら…、
大変な目にあうと言うのに……!!!


でも、そう思っていても佐田さんに心の声は届く訳はなく……、


ぐんぐん中に連れていかれた。