「香苗さん…聞いてください。」


『…どうしたの?』


「私は、1人で大丈夫です。」


『…えっ……?』


「私には、大切な仲間が出来ました。

助け合える仲間。
支え合える仲間。

そんな人達が、私にも出来たのです。


だから……、


私にも戦わせて下さい。


私は、そんな仲間を守りたいのです。


『もう、1人じゃない』そんな私が、

仲間のために…唯一できることは、

守ることだから…。」



そう言って、軽く微笑んだ。

すると、香苗さんも困ったような顔で
フッと笑うと…また話し出した。