拓海 said



「はあっ!?

明日、麗華が帰国する?!」


『…はい。

旦那様から、そうお電話で聞きました。』


なんで…よりによってアイツが帰ってくるんだ!!?


大手化粧品メーカーの南明寺グループの
南明寺 麗華。


麗華の権力は、
俺等のグループと並ぶくらい大きい。


「あー。くっそ。

小春に危害が及ばなければいいんだが。」


俺は、そう頭を抱え込んでいた。


すると、追い打ちをかけるように…
橘がまた、口を開いた。