** 小春の物語 **【完】









そして、私は餌をあげた後……。


少しの時間、動物さん達とまったりする。


今日あった出来事や、
嬉しい事、悲しい事を…

この子達に話すと、とても楽になるんだ。


ジャングルにいる動物さん達の頭を優しく撫でてあげながら……、


今日あった出来事を話した。


「あのね…。


今日、麗華さんって言う人が
ここに来たんだ…。


それでね…その人が、拓海さんに腕をまわしてたから嫉妬しちゃったの。


でも、人生で初めての嫉妬だったから…


何故か嬉しく感じたんだ…。


拓海さん…麗華さんの事が
好きなのかな……?


それなら、
私…邪魔者になってしまう…よ、ね…。」