** 小春の物語 **【完】









「……うぅ〜…皆さん…!

ありがとうございますっ!!!

私からも、よろしくお願いします!」


そう言うと一気に歓声に包まれた。



拓海さんも、これを見て…
優しげに微笑んでいる。



……と…、



『おい、小春!

もうすぐ時間だ。

帰るぞ!』


「…えっ、えっ!?

わ…わかりました…、」


どどど…どーしよう…!

早退する事、先生に伝えなきゃ!


そう思いながらも、拓海さんは…
もう私のカバンも持っていて…、


仕方なしに教室を出ようとすると……。



『天野と拓海!先生に、しんどいから

帰ったって伝えといてやるよ!』


『あとは…

私等に任せて、行っておいで!』


そう言って、
皆は私の背中を押してくれた。