** 小春の物語 **【完】









私は、香苗さん達を含む…

今でも私を避けている女子全員、
まだ馴染めてない男子全員に向かって

声を張り上げた。




ちょっと不安になった私は、

ギュッと目を瞑ると…
誰かに手を握られた。




恐る恐る目を開けると…
手を握っていたのは香苗さんだった。




「か…香苗さん…に……、

奈実さんと絵莉さん…

それに…皆さんまで……!」




目の前には、優しく微笑んでいる3人と
その後ろにクラスの皆が群がっていた。




香苗さんは、フッ…と笑うと…
静かに口を開いた。





『私等は…もうずっと前から

あんたの友達…ってか親友何だけど?』


「へっ……?」


香苗さんに親友だと言われた私は、
非常に情けない声を出してしまった。


わ…恥ずかしい…!


そう思っていると……。


『うちもやで?小春?』


『あっ…あたしもー!』


『小春ちゃん!俺も!』


『『俺等もよろしくな!』』


『今まで避けてごめん!

これからも、よろしくね…!』


そんな声が、教室中に響いた。