** 小春の物語 **【完】










そう思ってるいるのと同時に…


教室中に、大きな声が響いた。



『なぁ、なぁ…

今日で、ちょうど10年間っていう時効
が切れるんだろ?』


『……あー……例のあの事件?

俺等の高校でも、結構有名だよなー。』


『おぉ…。

まぁ貴地谷が被害者だしな。
そら、有名になるわ。

なぁ、貴地谷!』


『…なに?』


『透さんを殺した犯人、

もう言い逃れ出来ないだろうから…

今日で、お前が味わってきた苦しみを晴らす事が出来るぜ!!』



___え…。


あ。そうだ___


今日で、“あの事件”は
ちょうど10年目になる。


っていう事は……、


私のお父さん……、


処罰されてしまうの?



『なんか、噂では…死刑だとか……。』


『おー!良かったな!貴地谷!』