そんな練習を積み重ねながらも……、
◻ ◻ ◻迎えた…当日◻ ◻ ◻
___ガクガクガクガクッ……
香苗さんが、全力で緊張しています。
『香苗、落ち着けって!』
『む…無理だって!
だって、あと5分もしたら…
あいつがここに来るんだよ…?
来るかどうか、分からないけどさ…!』
「大丈夫です!絶対来ますから!
さぁ、深く息を吸って…
深呼吸しましょう!」
『小春がここにいてくれると、
心強いわっ!ね、香苗!』
『…そうだねっ!
って………き、来たわっ………!』
『『「うわ!ほ、ほんとだ!」』』
『さぁ…当たって砕けるのよ!香苗!』
「『GO!!!GO!!!Kanae!!!』」
『……ゔっ…よしっ!
ここで、ウジウジしても意味ないわ!
小春、奈実、絵莉…この華麗なる私を見ておけよ!!!
だ…誰か、背中押して!』