一体、何分ずっと黙っていただろうか。


気がつくと、私の目の前から香苗さんはいなくなっていて…


奈実さんと絵莉さんと私だけが、
固まっていた。



『おーい!こーはーる?』


「…へっ!へい、何でしょう!?」


『ちょっと、耳かして!』



___……




「はいっ!わかりました!」


『ちゃんと、来いよ?』


「当たり前ですっ!」