___ザァァァァァッ…


激しい雨の音で目が覚めた。


「……んー。グァァッーーー。」


だいぶんと軽くなった体で
大きく伸びをし、


「今、何時なの?」


と、言って……
時計を確認しようとした。


ところが…


「ぬあっ!!!

た、拓海さん…、またこんな所で…」


そこにいたのは、
ベットの脇でぐっすりと眠る拓海さん。


我ながら暖房の入った部屋は、ポカポカしていた。



ま…でも、
ここなら、風邪ひかないよねっ。



そう思った私は、無意識の内に、拓海さんの頭を撫でていて……。