『……あれっ!?ないっ!』


突然焦った声をあげた香苗さん。


『香苗、どーしたのー?』


『あのピアス…どこかで落としてしまったみたいっ!!!どーしよっ!!!』


香苗さんの耳を見ると、確かにピアスが着いてなかった。


「か、香苗さんっ!

一緒に探しましょうっ!!!」


『っ……でも、私、あんたに悪口ばっか言っていたのよ?「そんな事、今は…関係ありませんっ。

友達が困っているのに…見捨てる事なんて出来ませんから!

私、探してきます!」


『えっ……、ちょっ!天野っ!』


『香苗、うちも探してくるから!

奈実は、先生に遅れるって伝えといて』


『任せなっ!』


そういいながらも、
4人別々で動く事にした。